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vol.7:Hermesのカレ
paris in 80s
どうしてか彼があくびをすると私もしてしまうのに、私のは彼にうつらなかった。
そこにいつも皮肉を感じてるのは、きっと私だけだ。

年に数回あるパリ出張に、彼は出掛けている。
去年はこっそり付いて行ったのを思い出す。

先週の事。雑誌をめくりながら彼が、「このカレの色なら君に似合いそうだ」なんて言う。どうせ他の人にもいくつも土産を選ぶ姿を想像してしまい、スカーフはしないからと断った。先回りして作る傷は浅くて済む。


気晴らしに他の人とのデートの予定を入れつつ考える。
あの人は結局エルメスを買ってきてくれるという事と、私もまた、そのベージュのカレに合わせるニットの色を考えているという事を。

軽やかで華やかだった、私たちの始まりを思い出す。

そしてそれは、カレが秋風に翻る姿とよく似ている。



「月曜まで会えないね」って土曜には帰国する事知っているけど

今更さ、ブランド物の土産とか要らないからね(妻と一緒の)

わがままな私あなたに一番に「おかえり」を言うひとになりたい







ちなみにご存知でない方のために、「カレ」とは、エルメスのスカーフの事です。
仏語で「正方形」の意味らしい。
毎シーズン凝ったデザインが発表されて、まさにエルメスの象徴ですね。

さて。
もう秋ですね!
オレンジピンクに塗っていたペディキュアが、急にアウトモードに見えてきてしまい、真っ赤に塗りなおそうと思っています。

ところで、写真は父と母がハネムーンを過ごした84年のパリです。
先日見つけてレトロ感がなんとも良いので使っちゃいました。
実は、両親は、パリの大使館で婚姻届けを出したそうです。(出せるんですね~。)
父はバックパッカーのようになって約3年ほど世界を放浪してたらしいんですが、
最後の7ヶ月間は母を呼んで一緒に旅したとの事です。

しかし、私は家族で海外旅行をしたことはありません。お金が無いので国内のみです。
父は退職後にまた長期で行くのを楽しみに生きているようです。

まあだからこそ私は、外国に人一倍の憧れを持って育ったような所があります。
(ただ今は外国とは無縁な生活を送ってますけどね。)


色々疎ましいことも多いけど、
私は、両親が、やっぱり憧れのカップルなのです。


(なんだか不倫の連作のあとに、随分ハートウォーミングな話をしてしまった!笑)



[2011/08/27 15:51] | 短いリボン | トラックバック(0) | コメント(4) | page top
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コメント
こんばんは。
先日はブログにお越しいただき、コメントまでくださってありがとうございました。

今、うたのわに発砲されていらっしゃる安藤さまのお歌をすべて拝見して思ったのですが、不倫のお歌が結構多い・・・
そして、この短編小説(と言ってもいいですか?)も、不倫・・・・・
わたしは不倫の経験がないので、なんかオトナに思えてしまいます。

この短編小説のカレ、たびたびパリに出張に行っていたり、さっとエルメスをお土産に買えたり、ゼニを持っているのですね。
お金を持っている男の不倫は、嫌悪しつつも「まあ仕方ないかな」と思ってしまいます。(逆はムカつきます)

まあわたしの不倫論なんていいとして、ここで一発!
「おざきの好きな安藤さまの好きなうたベスト13★(7に絞れませんでした)」のお時間です!
さっそく行きます!

〇ひらがなの「ら」の字を描くように散る桜の花びら ららららららら

(言わずと知れた安藤さまの代表作。このおうたがたぶんいちばん好きです。春になると起こる花吹雪の中、花びらをつかまえようとしても、イイ女よろしく、ひらりと手のひらをかわされてしまう、そのさまはなんだかひらがなの「ら」のようであるのです)

〇目立たないベージュのネイルを塗るようにつややかな嘘一つや二つ

(この歌も上記のおうたに負けず劣らず好きかもです。大げさな嘘ではなく、例えば彼から電話があったとき、本当は寝てたのだけれど、「ごめん、仕事してた」と言っちゃうとか、なんかそういう肌色と大して変わらないけど艶やかな「ベージュ」に塗っちゃうような嘘って、ついちゃいますよね)

〇見たくない駅名があるあの頃の笑ってばかりの私がいるから

(うわあ突き刺さるー!同じ体験、持ってます。よく利用する駅だとか、よく通る過ぎる駅とかだと、最初のうちは、じわっと涙が出てきたりするんですけど、なんとなく日常にまぎれて薄まってゆくんですよね。けれど、そんなにしょっちゅう行かない駅とかだと、ニュースでその駅名を見たり、日常にふとしたことで飛び込んできたりすると、何年経っても、その駅名が郷愁でまみれています)

〇ラーメンを奢られ帰る水曜日私はどうやら好かれてるらしい

(ごめんなさい、笑ってしまいました。超共感できます。食事に誘われる…そこに好意があるのはわかる…でもフレンチでもイタリアンでもなく、ラーメン…
ビミョ~!!
みたいな(すみません、勝手な解釈です))

〇オレンジの満月の下 苗字しか知らない男の耳たぶのほくろ

(苗字しか知らないのですか…その苗字すら、本当かどうか、わかりませんね。その男と寝たことも、唯一知ってる情報であるその苗字も、何もかも忘れてしまうときは来る。それでも、オレンジの満月の夜にベランダに出た時に、ふと。もしかしたら新しい恋人と寝たときの、ほくろのない耳たぶを見たときに、ふと。そんな風にその耳たぶのほくろを思い出すのかもしれませんね)

〇久々のポニーテールを褒められて なんだ私もじゅんぷーまんぱん

(明るい気分になる一首^^ポニーテールってことは、結構頭の上のほうに結んでいるんですよね(下のほうだと途端に所帯じみてしまうんですよね)。そのことと、下の句の「なんだ私もじゅんぷーまんぱん」という上向きな気持ちがリンクしてしまいました。なんだ、わたしも結構いけんじゃん、まだまだいけんじゃん、ふふ、みたいな気持ちが伝わって、元気になります(「じゅんぷー」の「ぷー」のあたりに気持ちの上向き加減が感じ取れます^^))

〇さりげなく手を握られて嫌じゃなかったので来年結婚します

(ええええ!?そんなことで決めていいんですか!? 安藤さまのコメントでも、「こんな風に決めたい」というようなことが書いてあるし…。
わたしが年齢不相応に結婚というものに希望を抱いてしまっているからでしょうか。ええええ!?と思った驚きから、一票。でも案外そのくらい(手を握られて嫌じゃなかった)で結婚したほうが、「じゅんぷーまんぱん」に行くのかもしれないですねえ…なんて思ったり)

〇コンデンスミルクの香り春近し

(コンデンスミルク、わたし苦手なんです。甘さもミルク加減も過剰すぎて、おえっとなってしまうため、イチゴは生クリームかそのまま食べます。でも、「コンデンスミルク」というものは、さっきも言ったように何もかも過剰すぎるところが、恋を思い浮かべてしまいます)

〇宮崎産フルーツで出来たケーキだけ鮮やか過ぎる夜 喫茶店

(「宮崎産」が利いていると思います。わたしも深夜、家にいたくなくてふらふらとファミレスになだれ込んだりするのですが、照明もしらじらしいし過剰だし、そんな中で自然の美しさや輝きを湛えるケーキなんか出てきたときには…なんか、呆然としてしまう気がします。あたし、なにやってんだろ…みたいな)

〇覚えにくい誕生日だったから今も忘れられない二十三日

(わかります。わたし、人の誕生日を覚えるのが人一倍苦手なんで、恋人ができたときには、そうれはもう、一生懸命覚えるんです。彼の誕生月に入ったら、毎日意識したりして。でも、別れが訪れてしまうと、そんな哀しい努力の成果だけが残って、「あ、もうすぐあいつの誕生日だ…」とか思ってしまって、虚しいやら悲しいやら…すいません、目から汁が…)

〇思い出はコラージュのようになるだろう 池、鳥、噴水、セントラルパーク

(思い出はコラージュのようになるのかあ…「池、鳥、噴水、セントラルパーク」ということは、これはさまざまな思い出の集大成ではなく、ある日のある場所での思い出のコラージュですよね。確かに、ある日の何でもないワンシーンだけが強く記憶に残ったりしますよね。見た目がとても美しいと感じた短歌なので、このおうたを印刷したポストカードの制作を強く希望します)

〇保護をして保護解除して保護をしてまた解除して いつかは消える

(わかるーわかりますー。安藤さまのコメントに「なにやってんだ、わたし」とありましたが、ほんと、なにやってんだって感じですよね。でも電子メールなんて、ケータイを変えたら、ケータイが壊れたら、ケータイをなくしたら、すぐに消えてしまうものですよね。儚い。そんなものに執着してしまう自分も、せつない)

〇「ああ私、このあとここで転んだね」写真は記憶の付箋と思う

(そうなんです!写真は写真そのものでなく、思い出の付箋であり、その前後のことを強く思い出すんですよね。あー、この時付き合ったばっかりのときで、笑ってて、何回も撮り直して―…とか。せつない)


うわー長くなりました。
自分が感想をもらえると嬉しい人間なので、ついつい感想や体験談(誰も訊いてねえよ!)まで書いてしまいました。
こんな長いの、読んでくださってありがとうございました。

そして、この感想はわたしのすべて主観に基づいているものなので、「ちっげーよ!そんな風に思ってつくったものじゃねーよ!この知ったかぶりの目クソ女が!」と思われたら、申し訳ありません…(安藤さまのキャラが違いすぎますね)

またお邪魔させていただきます^^
[2011/09/04 20:26] URL | おざきみのり #CxFDNgI2 [ 編集 ] | page top
エルメスかあ。俺には遠い世界だなあ

エルメスだと俺はジョジョのエルメェスを思い出すよ。

『エルメェス・コステロとは、ジョジョの奇妙な冒険・PART6 ストーンオーシャンに登場する囚人である。

パンティあげちゃうッ!

メキシコ系移民の23歳。
姉・グロリアを殺害したスポーツ・マックスに復讐するため、わざと罪を犯しグリーン・ドルフィン・ストリート刑務所に潜入。同時期に収監された空条徐倫と親友になる。女性であるが兄貴でもある。
命のためならパンティも惜しまない。

名前の元ネタはファッションブランドのエルメス』



安藤さんってGUCCIとかも好きなの? 今GUCCI新宿店がジョジョとコラボしてるんだよね。行ってみたいけど浮きそうで怖い(笑

[2011/09/22 00:24] URL | 木下侑介 #Z8IKb3Oc [ 編集 ] | page top
コメントありがとう!
なにその、パンツって…。。

ところで、ちなみに「スポーツ・マックス」もハイブランドのマックス・マーラの別ラインだけど。元ネタというやつ?

ジョジョとか、わたし分からないジャンルなんだわー。ごめん

そうね、なんかグッチ、コラボしてるみたいだよね!雑誌のシュプールの表紙まで波及してて驚いた。
なんでだろうね?
なんか数年前のヴィトンと村上隆みたい。。
[2011/09/27 20:01] URL | えいみ #- [ 編集 ] | page top
・おざきみのりさんへ

うわー!looooooongコメントどうも有難うございます★このblog史上ダントツです。すっごい嬉しい!

うたのわの歌は、実は結構リアルな体験に基づいていて、それを褒められると、思い出までより輝くような気がして良いですね。

「保護をして~」の歌は、割と昔に作った地味めな歌だったので、ここに入ってくるとは意外でした!でも共感ネタですものね。

しかしホント、わたしはどうも不倫な歌とか多くなってしまいますね。(私生活では全く無縁ですよ!)イライラなネガティブ系が多いし。

でもやはりポジティブな歌って好まれますよね!作れたときはハッピーになれるし。(尾崎さんも、「海が見たい」の歌のコメントにそう書かれてましたね。)

まあフリンな歌も持ち味ってことで、これからももっと個性を押し出していこうと思います。

また今度、週末にでも尾崎さんの歌も詳しく、感想述べさせて頂きますね~♪
というか、尾崎さんとは、ぜひ短歌をネタに女子会したら楽しそうですね。笑

[2011/10/25 09:22] URL | 安藤えいみ #- [ 編集 ] | page top
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