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vol.8:greenのデニム

青空をあの鳥みたいに泳げそうデニムの裾をまくり上あげたら

さりげなく手を握られて嫌じゃなかったので来年結婚します


みずいろ


女子が服のテイストを好きな人に合わせてしまうのはよくある事だが、最近デニムを履くようになった。いまどき変わってると思うが、あたしは25年間デニムを数える程しか履いたことが無い。女の子らしい服装が好きだ。

彼がストリートっぽいカジュアルが好きで、私とは正反対だったので、せめてキレイめブランドからデニムを探した。秋用のパンツを一本買うかわりに。

だけどgreenのデニムには満足している。シンプルでラインが綺麗で、何にでも合わせやすい。履けば履くほどになじむ。

お尻のポケットから映画のチケットを取り出していると、大好きなキャラメルポップコーンを買ってきてくれた彼が、やさしく手を取ってくれた。この手もすっかり馴染んだ。デニムと同じ。

そういえば、めったに考えたことが無かったけど、私には彼と結婚するのが分かる。





もうすっかり秋。。
お元気ですか?
さいきん周りの結婚話を聞くようになってきたので、happyな話にしてみました。
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[2011/10/23 13:21] | 短いリボン | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
vol.7:Hermesのカレ
paris in 80s
どうしてか彼があくびをすると私もしてしまうのに、私のは彼にうつらなかった。
そこにいつも皮肉を感じてるのは、きっと私だけだ。

年に数回あるパリ出張に、彼は出掛けている。
去年はこっそり付いて行ったのを思い出す。

先週の事。雑誌をめくりながら彼が、「このカレの色なら君に似合いそうだ」なんて言う。どうせ他の人にもいくつも土産を選ぶ姿を想像してしまい、スカーフはしないからと断った。先回りして作る傷は浅くて済む。


気晴らしに他の人とのデートの予定を入れつつ考える。
あの人は結局エルメスを買ってきてくれるという事と、私もまた、そのベージュのカレに合わせるニットの色を考えているという事を。

軽やかで華やかだった、私たちの始まりを思い出す。

そしてそれは、カレが秋風に翻る姿とよく似ている。



「月曜まで会えないね」って土曜には帰国する事知っているけど

今更さ、ブランド物の土産とか要らないからね(妻と一緒の)

わがままな私あなたに一番に「おかえり」を言うひとになりたい







ちなみにご存知でない方のために、「カレ」とは、エルメスのスカーフの事です。
仏語で「正方形」の意味らしい。
毎シーズン凝ったデザインが発表されて、まさにエルメスの象徴ですね。

さて。
もう秋ですね!
オレンジピンクに塗っていたペディキュアが、急にアウトモードに見えてきてしまい、真っ赤に塗りなおそうと思っています。

ところで、写真は父と母がハネムーンを過ごした84年のパリです。
先日見つけてレトロ感がなんとも良いので使っちゃいました。
実は、両親は、パリの大使館で婚姻届けを出したそうです。(出せるんですね~。)
父はバックパッカーのようになって約3年ほど世界を放浪してたらしいんですが、
最後の7ヶ月間は母を呼んで一緒に旅したとの事です。

しかし、私は家族で海外旅行をしたことはありません。お金が無いので国内のみです。
父は退職後にまた長期で行くのを楽しみに生きているようです。

まあだからこそ私は、外国に人一倍の憧れを持って育ったような所があります。
(ただ今は外国とは無縁な生活を送ってますけどね。)


色々疎ましいことも多いけど、
私は、両親が、やっぱり憧れのカップルなのです。


(なんだか不倫の連作のあとに、随分ハートウォーミングな話をしてしまった!笑)



[2011/08/27 15:51] | 短いリボン | トラックバック(0) | コメント(4) | page top
vol.4:RMKのベージュネイル
たった12分の通話でも一年振りでもあなたはあなただった

「もう少し若かったら」とか何回も言うから照れているのが分かった

目立たないベージュのネイルを塗るようにつややかな嘘一つや二つ

RMKのネイル


Kさんには、社会人になってからは殆ど会っていない。
元々数ヶ月に一回のやり取りが、最後に会ってからはもう十ヶ月も経ってしまった。

年末年始の忙しさに、思い出させられたのだ。会いたい人でも、会わなければいけない人でもないので、よくあるように少し懐かしく恥ずかしくさみしい気持ちになって、滑り込んできた地下鉄に乗る。

そんな事があったからか、なんと年始に電話があった。約一年振り。

最近どうしてる?と聞かれて、仕事に慣れてきたと話し、あとは彼氏が出来て忙しいとの本音は勿論言わずに、サーフィンを始めたと言った。Kさんの最大の趣味なので話が弾む。だけど、会おうとはならずに笑顔で電話を終えた。


そしてふと、自分の爪が目に入った。いかにもOLというマットなベージュ。
なんだかもう、すっかり学生ではなくなってしまったのだと、少し得意で可笑しい気持ちになった。
さみしい気持ちにはならなかった。





前回に続く年末年始シリーズ(ストーリーは続いてないけど)は、キーアイテムをネイルカラーでリンクさせてみました。前のシャネルの方が上手く描けたなあ。。改めて今年も宜しくお願い致します。

[2011/01/09 13:32] | 短いリボン | トラックバック(0) | コメント(6) | page top
vol.3:CHANELのガーネット色のネイル
今日はただ渋谷の一部となる木曜だれかと歩くあのひとを見た

まだ誰の手を握ることもしないからガーネット色のネイルを塗る冬


chanelのネイル


Fに興味を持ったのは、一年くらい前からだ。
同期の結婚報告飲み会に、部署の先輩としてやってきたF。フロアも部門も違いすぎて話した事は無かった。私たちはその時、いくつかの共通点を見つけ、よくある始まりを迎えた。

Fは実際そんなに離れていないのに、15才くらい年上みたいに色んなお店やお酒、女心に寄り添った言葉や態度を知っていて、もてる人だという事が分かった。よくある20代前半の過ごし方として、私はそんな人との刹那的な時間を選んだ。

楽しかった、と過去形で言わなければならない。

ついさっき見かけたのは楽しそうに彼女と歩くFの姿で、それがショックだったのではなく、それを見てすごく傷付いた気持ちになった自分自身がショックだった。

初めから知っていたのに。

ふと、今夜は濃い色のマニキュアを塗ろうと思った。あの人の好きじゃなさそうな色。

もう今年も終わる。







いま紅白をBGMにしてこれをupしてます。
もう少し早くに載せるべきでした。予定では12月半ばだったのに。忘年会やら年賀状やらで結局大晦日に。「今年も終わる」ってあと数時間だよ。笑
みなさま、2011年も宜しくお願い致します!!
[2010/12/31 22:36] | 短いリボン | トラックバック(0) | コメント(4) | page top
vol.2: SAZABYの手帳
手帳にはちゃんと名刺が挟まれてあって確かにきのう会ってた

香水をきつめに付ける後悔が今更一つ増えたっていい

あの人に似てる鼻筋だったからただ受け入れてしまった口づけ


SAZABYの手帳
 
   *   *   *

最寄駅までの道のりで、昨夜のことを回想する。彼の細いシルバーのアクセサリーと整った鼻筋を思い出すが、詳細を覚えていない。

ホームに着いて、手帳から名刺を取り出す。裏側のローマ字表記を眺める。こっちの方がなんか格好よく見えるんだなあ、なんてどうでも良い事を考えながら。

サザビーの手帳は金色で、秋の朝の光を受けて、なんだか観音さまのような色と照り具合。

入社時に買ったこの手帳は全然古くならなくて、新しいものを買えずにいる。エルメスのきれいな色のが欲しいのに。その前にアニヤが今年は手帳を出すかをチェックするけど。


ふと、香水を付けすぎて来てしまったような気もしてきて何もかもが嫌になる。

それに。
満員電車に乗り込む気力が少し足りないようで、少しくやしい。

[2010/10/23 10:34] | 短いリボン | トラックバック(0) | コメント(2) | page top
短いリボンについて
「短いリボン」で書くことは以下のふたつ。


 ひとつ目は、「少しだけのため息」。

たぶんそれは、
ちょっと落ち込んだ時の、
ちょっと幸せを感じた時の。

いろんな女の子の、そんなため息に隠れたような思いを書きとめること。



 ふたつ目は、「好きなおしゃれアイテム」

スタイリストやファッションジャーナリストの本をたまに読むのが好きです。ソニア・パークのショッピングマニュアルや、光野桃や齋藤薫の本、風間ゆみえとかの本をぱらぱら見てて思った。

短歌と短い文章をファッション誌の広告みたいに、マニュアル本みたいに綴るということを。




※ 「vol.1 IENAのブラウス」を、一つ前の記事にupしました

[2010/10/16 16:13] | 短いリボン | トラックバック(0) | コメント(4) | page top
vol.1: IENAのブラウス
寄り掛かるものを探しているくせに平気な顔して歩く東京

探してるバッグも服も要らないの突然さくっと恋に落ちたい

うつむいた時に自分のブラウスが花柄で女子っぽくて良かった

IENAのブラウス


   *  *  *

恋をしてない。
マウスの横にある、ジェルネイルの脇にささくれを作ってしまった親指を見つめて、考える。

オフィスの窓からは、左端に東京タワーが少しだけ見えて、それはきらきらと光を投げてくる。以前の、恋をしていた頃の自分が重なる。

午後10時を過ぎた。
金曜の。

唐突に毎日の自分ががんばり過ぎていると思った。一気に悲観モードになって、ここ最近気になっていた悲しい事をいくつも思い浮かべてしまう。少しうつむく。

自分のお腹が目に入る。イエナの花柄ブラウス。

紫のリバティプリントが可愛くて、自分でそう思うなんておかしいけど少し嬉しくなる。


そう。

もうすこし私、可愛く生きてもいいんじゃないか。

もうすこし。

とりあえず紅茶を煎れに、デスクから立ち上がった。

[2010/10/16 16:10] | 短いリボン | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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