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唯ちゃんの乙女系フリペ
ほほえみはすぐ取り出せない

・こんなふうに受け入れてくれたらいいのにとろとろ溶けてうずまくミルク
(藤野唯)

・助手席で聞く雨音はやさしくて2cm残ったハチミツレモン
(こゆり)

・わたしには関係ないけどあの子ならあなたとどんなふうに酔うのか
(安藤えいみ)


藤野唯ちゃん企画の乙女フリーペーパー「ほほえみはすぐ取り出せない」
昨年に続き第二弾にも誘っていただきました。ありがとう!

二号のテーマは「飲み物」でした。
上の2首は、その中からの私がすきなもの。
私の短歌は、唯ちゃんに褒めてもらったものです。

A4用紙を折りたたんだ手のひらサイズで、女子短歌満載のふんわりとしたデザインがほんと可愛い。フリペって肩肘張らずに作っていいんだ!というような楽しい気持ちにもなりました。


唯ちゃんは、このフリペ同様ふんわりした雰囲気だけど、芯がしっかりしていて、色々お手本にしたいところがある女子です。短歌界では珍しい理系女子で頭良いし、イマイ姉さんとずっと往復書簡エッセイ「おすそわけ」をこつこつ続けているし、ね。

唯ちゃん&こゆりんとは、年もほぼ同じで、偶然にも住んでいる所も近くって、たまの女子会がたのしい。これからもどうぞよろしく♪



参加者のblog

藤野唯ちゃん Sugarmint
こゆりちゃん よい子とこゆりは寝る時間

(二号から参加でバージョンup ↓)
ショージサキさん SOMETHING TANKER2
ろくもじちゃん タンカコタンカ


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[2012/03/20 15:36] | コラボ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
X'mas企画コラボ with藤野唯
snow


・こんなにも哀しい曲の溢れてるクリスマスイブを抱きしめたくなる




扉を開けた瞬間、「あ、寒い」、と思った。
当然だ。雪が降っている。知ってたけど。
それでも扉を閉めてしまった。
外に出てきてしまった。
アパートの階段を下りる。
ここで待っていればそのうち彼女に会えるかも、とか思ったが、やめておいた。
結局はそんな度胸もない。
みじめになるのを承知で、5分ほど前までいた部屋のあったかさを思った。
5分ほど前、ふいに鳴った携帯をしばらく見つめて、彼はぽつりと言ったのだ。
「江美ごめん、今日は帰ってくれる?」
彼が何を言っているのかすぐにわかった。
というか携帯が鳴ったあたりでもうなんとなくわかっていた。
窓の外を雪がちらついているのも知っていたけど、ちゃんと言うことを聞こうと思った。彼を安心させたかったからだ。
怒らせたくもなかったし、泣きたくもなかった。そもそも今日は、そんな気分でもなかった。
いつも通り遊びに来て、あったまりながら今朝買った雑誌でも読んで、しばらくしたら帰ろうかと思った。彼がよければご飯でも食べて。
そんなに毎日会っているわけではないのに、会いに来た日に限って彼女が来るという。でも別に、それすら珍しくなかった。
私は2番目だから。
それを承知で付き合っているのだからこういうときは大人しくすると決めたのだ。

今目の前にはうっすらと雪が積もり始めていて、なんか私、かわいそうみたいだとふと思った。思って、私はどうしたいんだろうと思い直した。
そしてすこし、苦笑した。

彼の部屋を出ようと玄関に立ったとき、扉の向こうの寒さをすこしだけ感じた。
そして、これからその寒い中を一人で帰る自分のことを思った。
思ったら少しだけ、泣きそうになった。
立ち尽くしている私を不審に思ったのか彼が声を掛けてきた。
「江美」
「うん?」
素直に応える。
「ごめんね」
「いいの」
わがままは言わない。でも、
「宏」
「なに?」
でも。

「今日、私、かわいい?」
不自然なくらい明るい声で振り向いてみる。
そこにはすこし拍子抜けした彼がいる。
「何だよ急に。かわいいよ」
そしてキスをもらう。それでよかった。それで、いいのだ。
そして私は、扉を開けて出てきてしまった。
雪の降っている外に。手を振りながら笑って扉をしめたりして。
でも、いいんだ。
いいんだ。
2番目でも、「来ないで」と言われるのが彼女でなくても、
私といるのが暇つぶしみたいなものでも、
「悪いけど別れてくれる?」とかいつ言われたっておかしくなくても。
今日がこんなに寒くても、雪が降っていても、
たまに褒めてもらえれば、私はそれだけでこんなにうれしい。
さくさく、という自分の足音を聞きながら、なぜか私はスキップでもしてみようとか思っていた。




・雪の中ヒールを履いてスキップで帰れるくらいの褒め言葉を言って


・カシミアのコートの手触り確かめて大切にされてみたくなる冬




                        
(絵・短歌 安藤えいみ / ストーリー 藤野唯)






クリスマス企画で、藤野唯ちゃんとのコラボを。初めは「雪の中ヒールを履いて~」の短歌に、唯ちゃんがストーリーを書いてくれて、それに絵と短歌をもう二首加えました。唯ちゃんお得意の切ないストーリーが、初めの一首の世界観をより深くすてきなものにしてくれました!ありがとう☆
でもでも。こんな恋にはまっては時間がもったいないですよ…はやく幸せにしてくれる人を見つけなきゃ!笑

皆さま、
Have a wonderrrrrful Christmas!!!


藤野唯blog → http://blog.goo.ne.jp/yui_fujino
[2009/12/20 21:36] | コラボ | トラックバック(0) | コメント(4) | page top
同い年コラボ
木下一くん(元くまさん)と藤野唯ちゃんと三人で
同い年コラボをしたいねーという話をしてます。同じ85年生まれ。

まだ具体的な事はこれからなのですが、楽しみ。

で、一足お先に木下君が私の短歌(この時の一首)にショートストーリー&短歌を付けてくれました。






 ・「夢なんかもう無いよ」って言うくせに夕焼け空とか撮る君が好き (安藤えいみ)



川沿いを君と自転車を押して歩く、下らない話ばかりして。
もうすぐ最後の地区予選が始まるから、こんな時間もしばらく無いかな。

風が吹いて君が呼吸を止めるのがわかった。あ、夕焼け。君の好きな。
振り向いた君はぶっきらぼうに「絶対勝てよ」って言った。優しい目をしながら。


 * 


 ・写メをした夕陽が増えていく度に君と明日を見たくなるんだ (木下一)



夏は嫌いだ、特に8月は。古傷が痛むし、テレビや新聞は馬鹿の一つ覚えみたいに甲子園甲子園うるさい。
今日みたいな夕焼けを見る度に、昔した約束を思い出す。「絶対甲子園連れてってやる」って。

でも結局残ったのは、傷と君だけだった。


あの日した約束を夕焼けが照らしても、傷しか出てこない。でも俺はもう一度君と見たい。
夕焼けに照らされている約束を。傷ついてもいいから。







【blog】
木下一(元くまさん)
 「ワイワイやってる暇はねえ!」 
 ←面白いタイトルwショートストーリーも沢山。
 http://blog.goo.ne.jp/4129_002

藤野唯 
 「sugarmint」
  ←題詠もしているので、沢山短歌☆
 http://blog.goo.ne.jp/yui_fujino
[2009/08/02 22:23] | コラボ | トラックバック(0) | コメント(2) | page top
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